2021年06月07日
薬剤師が配置されている現場は各地にたくさんありますが、現場内で不安なく業務をこなすためには、専門スキルを磨きやすい環境が整っている職場を見つけることが肝心です。たとえば、新人研修を重視しているところや、職場内での個別指導を取り入れているところは、幅広い年齢の求職者の間で人気が集まっています。
専門的な業務を担当できる機会が多い職場を選ぼう
薬剤師の業務内容は勤め先によって大きく異なりますが、医療従事者として将来に向けて順調に経験を積みたい人は、毎日の業務の中で専門的な仕事を任せてもらえる職場を探すことが何よりも重要です。特に、調剤業務や服薬指導などの基本的な業務を一人前に担当するには、ある程度の期間が必要となるため、就職活動を通じて充実した研修を受けられそうな職場を探すのがおすすめです。
また、医療従事者の数が少ない現場では、一人のスタッフが対応する業務の幅が広くなったり、難しい判断を迫られたりする場面が多くなります。そうした状況の中、安心して業務に取り組むうえで、新人からベテランまですべての医療従事者を対象とした研修を導入している職場を優先的に選びましょう。
配属先で個別の指導を受けられるか確認しておこう
薬剤師のキャリアにあまり自信が無い人や、自分の能力や適性に合わせてキャリアを積みたい人は、採用後に配属先で個別の指導を受けられるかどうか確認したうえで求人に申し込みをするのがおすすめです。大手の製薬会社や大学病院、総合病院などでは、面倒見が良い先輩の医療従事者が新人の指導を担当したり、日ごろから職場内でのコミュニケーションを重視したりしているところがたくさんあります。
そこで、採用後の業務に関する不安を解消するうえで、個別指導の内容や期間の長さについて、それぞれの事業所の求人やホームページを参考にして調べておきましょう。
勉強会や講演会などの機会が豊富な職場もおすすめ
医療従事者に必須のスキルを働きながら習得するには、職場内での業務研修だけでなく、勉強会や講演会といったスキルアップに繋がる機会が豊富なところを勤務先に決めるのがおすすめです。また、勤務先によって一人ひとりの医療従事者に期待されるスキルやキャリアなどにバラつきがあります。
そうした中、求職中に少しでも分からないことがある場合は、積極的に求人先に問い合わせをすることが大事です。