2021年05月31日
この職業は医師や看護師と並んで人気の高い職業です。人の命にかかわる仕事で責任は重いですが、人の役に立ててやりがいがあるとして人気です。どのようにすればこの職業に着けるのか、仕事内容はどのようなものか、活躍できる場所はどこかを実際に見ていきましょう。
この職業に就くにはどうしたらいいのか
この職業に憧れを抱く人も多いです。医師や看護師と並んで人の健康維持に貢献出来るなど、人をサポートできる職業であるためやりがいがあるとしてこの職業を志す人もいます。しかしながら人命にかかわる責任重大な仕事であることは間違いありません。
人の病気を治療し、健康にしてくれるはずの薬は、調剤のミスをしてしまうと劇薬や毒となって人の命を落とすことになるからです。そのため医学部同様長期にわたって大学で勉強し、実地訓練などを経て難易度の高い国家試験を通過する必要があります。
そのためには高校の時から化学や数学、保健体育などに興味関心を抱き、理系強い高校で勉強し偏差値をアップさせる必要があります。医学部同様、薬学部は人気で競争率も高く、偏差値も医学部並みに高いからです。
この職業の具体的な仕事内容について
この職業の仕事は、服薬管理、調剤、服薬指導を上げることが出来るでしょう。医師から処方箋が渡されたらデータベースに薬を入力したり、患者さんのお薬手帳に処方する薬の記入をしていきます。
こうすることで後々処方されるほかの薬との飲み合わせによって起こるリスクを回避したり、アレルギーを回避することもできるようになります。服薬指導も重要な仕事です。患者さんに薬についてわかりやすく説明してあげます。
この薬が一体何に効くのか、どのタイミングで飲むのが効果的かなどを指導します。こうした指導をしていく中で、患者さんとコミュニケーションをはかり、患者さんが顆粒の薬よりも錠剤の薬を求めていることがわかったり、ジェネリック薬品よりも洗髪薬品を求めているなど様々なことがわかります。するとより質の高い調剤を実現することも可能になってきます。
この職業の活躍の場所は広がっている
この職業は調剤薬局でしか活躍できないと思っている人も少なくありません。しかし近年医療の質や調剤の質を上げようとする取り組みも盛んで、病院から直接雇用されることも見られるようになっています。
医師や看護師、介護士とともにチーム医療で医療の質を向上させる取り組みも顕著になってきました。病院で働けばより専門性を高めることも可能です。より多くの患者さんやエンドユーザーと接したいという人は、ドラッグストアや町の薬局で働くこともできます。
健康保険が圧迫される昨今、ドラッグストアや薬局を積極的に活用してもらおうとする動きも顕著です。そのため専門性が高く、スキルの高い薬剤師をドラッグストアに置きたいとする傾向も強まっています。