2021年02月03日
多くの薬剤師が調剤薬局で勤務しています。医薬分業により病院ではなく調剤薬局で薬を渡される機会も多くなっています。調剤薬局での薬剤師の仕事は薬に関することだけではありません。患者さんへのサポートも大きな役割となってきます。
薬の指導や管理が主な仕事になります
調剤薬局での仕事は調剤が主な業務です。医師が処方した処方箋を確認して問題なければ必要な薬を作ります。処方箋どおりにするのではなく、患者さんの症状に対して処方ミスがないかどうか確認します。それをもと患者さんへ飲み方やタイミングなどの服薬指導をおこないます。
患者の薬歴を管理するのも大事な仕事です。調剤薬局では病院が扱う診療科の薬への詳しい知識が求められます。患者さんへ薬の指導も行うのでコミュニケーション能力も必須です。高齢化により在宅医療を受ける患者さんも増加が予想されます。
これまでより一層、患者さんへ家族に寄り添ったケアがもとめられます。
調剤薬局で働くメリットは多くあります
調剤薬局は営業時間が長くないのでプライベートとの両立がしやすいです。土日祝日休みも多く残業もないので、平日のみ働きたい方にも無理なく働けます。また、全国チェーン展開されている大手であれば転勤などで移動しても安心です。
薬局によっては近隣店舗への異動も十分可能です。勤務形態も正社員だけでなくパート・アルバイト・派遣社員もあります。出産・育児・介護などで時短で働きたい場合も希望に応じてもらえる可能性が高いです。
また、地域の調剤薬局は人材確保のため高い給与を提示しているところもあります。地域に貢献できてキャリアアップすることもできるでしょう。
年収は雇用形態によっても変わってきます
調剤薬局に正社員として入った場合、月収は22万円から30万円が相場になります。他の職場に比べて特別高いわけではありません。しかし、正社員では産休や育休などが取得しやすかったり充実した福利厚生を利用できるメリットがあります。
ライフスタイルに合わせて無理なく働けるのは将来的にメリットになります。派遣社員として働く場合は時給3000円を超える高収入も期待できます。短期間で稼いだり、色々な企業で仕事したい方は派遣社員として勤務することもおすすめです。
派遣社員は非正規雇用となるので収入が低いとみなされがちです。しかし、調剤薬局の派遣社員ではかえって正社員より高い年収を得られる場合もあります。調剤薬局ならパート・アルバイトでも高額の時給が期待できます。
短時間勤務の募集も多いため、プライベートを重きにおいている方も手堅く稼ぐことができます。