2021年01月30日
薬剤師の仕事は、他の医療従事者と比べて専門知識や技術は必要とされるものの、体力面の負担がそれほど大きくなく、育児をしながら働いている人も少なくありません。仕事と子育てとの両立を目指すにあたっては、育児中のスタッフへの理解があるところや、休暇制度がしっかりと整っているところを勤務先に選びましょう。
長期休暇を取得しやすい職場を探してみよう
薬剤師として育児をしながら長くキャリアを積みたいという人は、数ある現場の中でも長期休暇を取得しやすいところを探すことが肝心です。たとえば、多くの医療従事者が勤務している総合病院や大学病院などの医療機関においては、出産休暇や育児休暇を都合の良いタイミングで取得できるよう人員配置を工夫したり、チームワークを強化したりしているところも少なくありません。
また、長期休暇の後に職場復帰を希望するスタッフに対するサポートに力を入れているところもあるため、就職活動中に若い女性の間で人気がある医療機関の特徴を調べてみると良いでしょう。
フルタイム以外の働き方についても調べてみよう
出産後に無理なくキャリア形成をしたい場合には、総合病院や薬局、ドラッグストアなど様々な現場におけるフルタイム以外の働き方についても調べてみるのがおすすめです。大手の医療法人や株式会社が運営する事業所の中には、一日数時間から働ける環境を整えているところもあるため、余裕を持って働きがいのある職場を見極めることが大切です。
また、薬剤師として長く医療や介護の現場で活躍をした人や、役職の経験が豊富な人については、パートやアルバイトとして働く場合でも高収入を得られることがあるため、妥協することなく職場選びをすることが肝心です。
女性スタッフの数が多い医療現場をチェックしよう
育児をしながらハンデを感じることなくキャリア形成をしたい人は、女性スタッフの数が多い医療現場を就職先の候補に入れることがポイントです。こうした現場では、出産後に安心して仕事に取り組めるよう、個々のスタッフを対象に職場復帰のプログラムを用意したり、必要な研修を実施したりしているところが多くあります。
また、小さい子供を育てているスタッフのために、配置転換や時短勤務などの希望に応じる医療現場も少なくありません。そのため、キャリアに関する悩みを解消するうえで、就職活動を通じて時間を掛けて職場環境が良いところを探しましょう。