2021年01月17日
薬剤師の方に転職を考えるケースが増えています。難しい国家資格を得ることで従事ができる薬剤関連の方は、幅広い業界で求められるものです。ここでは、薬剤に関する資格を持つ方が転職を考える際に、求められている業界と、転職を成功させるためのポイントを紹介します。
薬剤関連の方に介護関連分野への転職が増加
薬剤に関する方は、医局での勤務が多いと考えられがちなものです。難しい国家資格を取得する必要がある薬剤関連の方は、病院などの医局だけではなく、幅広い分野で求められるケースも少なくはありません。高齢化社会の到来に伴い、介護施設で薬剤に詳しい方を求める傾向も見られ始めています。
介護福祉士だけでは対応が難しい、要介護者の方の容態の変化に対して、薬剤関連に従事する方が適切な処方を行っていくのです。老人ホームを始めとする高齢者施設が増えていったことで、医療の知識や薬剤に関する資格を保持する方の需要は高まる傾向が見られます。
深夜勤など、不規則な勤務が伴う病棟勤務とは違い、介護施設では規則正しい勤務が可能となることも少なくありません。プライベートの充実と、資格取得などのスキルアップを、介護施設では実現することができるのです。
薬剤関連の方は量販店でも求められる
薬剤関連の方は、ドラッグストアなどの量販店でも募集されています。病棟とは違い、店舗での勤務は、一般消費者を相手にする部分があります。調合に関するスキルだけではなく、接客に関する技術も求められるなど、幅広い能力を求められる部分もあるのが実状です。
病棟勤務とは違い、店舗の売上向上に携わる部分があり、自分の働き次第で店舗の売上を向上させることができる楽しみもあります。店舗によっては、シフト制勤務が採用されている場合もあり、都合に応じた働きが可能な場合もあります。
家庭の事情でフルタイムでの就業が難しい方は、ドラッグストアで都合に合わせた勤務を行ってみるのも良いでしょう。
薬剤関連の方の転職時にはエージェントの活用が大切
薬剤関連の方が転職を行う際には、エージェントを活用することが大切です。病棟勤務を続ける方だと、転職活動に十分な時間を掛けることが難しいケースも多いものです。薬剤関連の方が転職を考える際には、医薬系専門の求人サイトを活用しましょう。
一般向けの求人サイトでは見つけることができない、薬剤に特化した求人が掲載されている場合があるからです。医薬系を専門に扱うサイトでは、医療業界に独自のネットワークを保持しているケースもあります。
エージェントに転職に際しての条件を掲示すれば、時間や手間を掛けることなく、希望の就業先を探してもくれるのです。仕事に専念しながら、転職先を見つけることが可能となるのです。