難関である薬剤師になるための厳しさ

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2021年01月07日

薬剤師とは薬に対する興味だけでなく、患者の状態による薬の処方方法と副作用などの重篤な状態に陥らないための詳細な知識が必要です。また知識以外にも色々なタイプの患者と関わる柔軟なコミュニケーション能力も必要とされます。そして現場で働くまでになるまでには理系の大学への入学と多くの勉強も不可欠です。

薬の知識だけが必要な仕事ではない

専門的な能力が必要となる仕事は決して楽ではありません。なぜなら薬品を扱う以上、薬に対する知識だけではなく、正確に調法する慎重さや患者への対応力が必要となるからです。

特に薬の処方は責任の重い仕事で、処方を間違えると患者にとって重篤な副作用が発症する可能性があります。よって作業には鋭い注意力が必要となります。また、一日中薬品だけと向き合っている仕事ではなく、周りとのチームワークや患者への柔軟な接し方ができることも大事なことです。

特に病院へ通っている患者は色々な人がいます。体に病気があったり、けがをして上手く動けないので精神的に不安定な状態である人もいます。またお年を召している方も多いです。そういった全く薬に対して知識のない患者にもわかりやすく説明することができ、気持ちに寄り添った応対ができる人が求められます。

薬剤師という仕事に就くための厳しい道のり

実際現場で仕事ができるようになるまでには学生の頃からたくさんの勉強をする必要があります。まず国家資格を取得し、働き始めるためには理系の大学へ入学できるだけの学力が必要です。薬学部への必須科目である化学や数学などの理系科目と英語などの文系科目の受験勉強は必須となってきます。

 また大学では6年間の勉強が必要で、公立や私立によって違いがあるもののかなりの額の学費がかかることは覚悟しなければなりません。大学に入学するまでも受験で振り落とされたりあまりにも厳しい学力のために、あきらめて脱落する人がいることも知っておかなければなりません。

労働環境と結婚後の復帰のしやすさ

国家資格を取得すれば仕事を始めることができますが、処方箋薬局は現場によって多少の違いがあり、病院の近くに併設してある所やドラッグストア内に設置してある所などがあります。

病院の近くの処方箋薬局であれば基本的に病院の患者が訪れて来ることが多いですがドラッグストア内にある場合は買い物客とも接することがあります。それぞれの現場で求められる応対が違ってくることは事実です。また結婚後職場復帰をしたいと考えた場合、無理なく働ける環境であるため戻りやすいという利点もあります。

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