薬剤師は薬のスペシャリストであり、医療現場では欠かせない存在です。国家資格であり取得には十分な知識が求められますが、なる為にはどの様な方法があり、どの様な就職先があるのでしょうか。そしてやはり気になるのはなるまでに必要なお金です。まず目指す前には情報収集は欠かせません。

一体どういう仕事内容をするのか

法律に基づいて薬剤の調剤や管理及び患者への服薬指導を行う国家資格です。医師が処方箋を出し、それを基に調剤するのですが、患者への薬の服薬指導も重要な業務であり医療現場では欠かせない仕事です。

薬局や病院の従業員として働く形が多いですが、現在は活躍の場が多様化しており調剤や服薬指導以外に職場の種類によって営業などもあります。よく知られる業界としてはドラッグストアやMRがあり、薬剤師の仕事以外のスキルも身に着けられる場です。

正社員以外にパートやアルバイトの募集も非常に多く、どの年代になろうとも働き口がある仕事です。

なる為には最短でも６年間は必要である

薬剤師は国家資格であり、国家試験に合格する必要があります。しかし誰でも受ける事はできず、受験資格を得る必要があります。国家試験受験資格は養成学校を卒業する事で得る事ができ、その期間は６年になります。

つまり最短で高校卒業すぐに養成機関に入学して国家試験一発合格でも２４歳で取得できる資格です。国家試験の合格率は年毎に変動しており、最近の合格率では７０％程になっています。これは全国の受験者の平均であり、再受験者も含みます。

合格者は新卒者の割合が多く、再受験者は低い傾向にあります。覚える事も多いので、落ちて来年再受験しようとすると、試験対策など最新の情報は在校生より劣ります。その為、国家試験対策に予備校を利用している方も多いです。

国家試験合格して資格を得るまでに必要な費用は

活躍の場が広く安定的な収入と就職しやすさが魅力の仕事です。取得までに６年必要ですが希望する方は多く人気です。薬学部の大学は他と同じく私立と国立があります。どちらを選んでも医療現場では資格が重要視されるので、就職や給料に大きな影響はありません。

しかし６年間大学に通う事になるので、相応の学費を支払う事になる事は覚悟しておく必要があります。卒業までに必要な学費は私立で１２００万円、国立で４００万円が相場になっています。

国立の方が学費は安いですが、大学の数や希望者が集中する事から難易度は非常に高くなります。その他必要な費用としては国家試験申し込み費用として６８００円、合格後の免許登録費用として３万円が必要になります。