2020年11月17日
薬剤師の資格を持っている人は、永続的に何もしなくてもずっと資格をキープできるのでしょうか。もし手続きをするのであれば、どんな手続きが必要となるのか知っておくことで、手続きをスムーズに進めることができます。方法を忘れずに覚えておくことで、トラブルを回避できるようになるでしょう。
資格を取ったらずっとそのままでいいのか
基本的に医療系の資格は、一度取得をすると犯罪を犯さない限りはく奪されることはありません。生涯有効な資格となっている為、取得をすれば更新しなくてもよいのは便利なことといえるでしょう。しかし、更新する必要はなくても、一定の手続きを定期的に行わなければなりません。
忘れてしまうとせっかく取得した資格が偽物と勘違いされる可能性が高い為、必ず定期的に行うように心がけなければならないことを覚えておきましょう。とはいえ、それほど難しい手続きではない為、仕事を休んでまで手続きをしなければならないといった事はないといわれています。
どのような手続きを必要とするのか覚えておこう
資格を持っている人は、2年に1回届け出をしなければなりません。薬剤師法で規定されており、当該する年の翌年1月15日までに厚生労働大臣に届け出ることが義務付けられています。
届け出をしないと薬剤師資格確認検索システムと呼ばれるデータベースで名前を検索できず、資格を取ったにもかかわらず偽物と勘違いされてしまう恐れがあるため、届け出をしなければなりません。届け出を出さないと就職に大きな影響を及ぼす可能性が高い為、必ず届け出をしましょう。
何を一体届け出ればいいのか、どこに届け出ればいいのかわからない人も多いでしょうが、届け出るのは自分の現在の住所、勤務先などです。届け出る先は住んでいる地域を管轄する保健所長あてですが、勤務先の所在地を管轄する保健所長に出しても問題ありません。
手続きの書類はどうやって手に入れたらいいか
手に入れる方法はそれほど苦労する必要はありません。資格を持っているすべての人に12月の中旬ごろ、最寄りの保健所から勤務先に送付されるからです。自宅近くの保健所でも2月中旬から配布されるため、届け出書類を亡くしてしまった時などは保健所に立ち寄ってもらうこともできます。
書類を書いて提出する場合、保健所に直接持ち込んで提出する場合と郵送で済ませる場合が一般的です。自治体によっては書類を提出しなくても、オンラインで書類を書いて提出することができる場合もあります。
職場によっては資格を持っている人の書類をすべてまとめて提出してくれるところもある為、職場で書類の取り扱いについて確認してください。どの自治体でどんな提出方法があるのか、あらかじめ確認しておくことが良い結果につながる為、必ず確認しましょう。