薬剤師になったらできる仕事は多岐にわたる

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2020年10月23日

薬剤師は医薬品の知識が豊富なエキスパートで、医療用医薬品も取り扱うことが可能です。一般的に薬を売ったり、調剤する仕事が思い浮かびますが、それだけではなく、他にも色々な仕事ができるのが特徴。今回は、この資格を持っていたらできる業務について見ていきましょう。

調剤と販売と服薬指導は重要な役目

一般的に、薬局やドラグストア、病院に就職する機会が多いです。これらの職場では医薬品の販売・調剤・服薬指導が主な仕事内容となります。まず、販売は言うまでもなく薬を売っていく仕事ですが、エキスパートとしての知識を持つため、医療用医薬品まで取り扱えるのが特徴です。

このため、一般のドラッグストアで医療用医薬品を扱うには薬剤師の存在が欠かせず、一定の需要があります。調剤は医師の処方のもと、薬を調合していく仕事です。単に医師の言うとおりにするのではなく、おかしいと感じた時には疑義を申したてることもあります。

なお、飲み合わせの問題やこれまでの服薬経歴の確認なども行うことが役目です。加えて病院に就職した場合には、注射剤や市販されていない薬を扱うこともあります。服薬指導は薬の使用に関する注意や、質問への回答、相談などを行っていく業務です。

特に強い薬品は、副作用などのリスクがあるので注意が欠かせません。運動を控えるべき薬品や、一定の食品を避けるべきケースなどがあれば、その旨を説明します。

薬の研究開発や営業に携わることも

薬品の研究や開発、営業に携わることも可能です。臨床開発モニターや治験コーディネーターとして活躍するケースもみられます。研究・開発では臨床試験などをサポートしていくのが仕事。

新薬の研究に携わりたい方に向いているでしょう。営業としては製薬会社に就職し、在庫管理なども行うケースがあるようです。

保健所や学校などの公的機関での仕事

この資格を持っておくと、保健所などの公的機関や、学校での就職も目指せるのが特徴です。具体的には、まず保健所などで勤務する時には、各地のドラッグストアや薬局の許認可をサポートしたりと、行政的な役目を担います。

他にも検査などにも携わることが可能です。学校に関しては設置義務があるので、求人募集を見ると一定のニーズがあります。実際にはプールの管理や健康診断、カウンセリングなどを行うのが一般的な仕事です。ただし、学校での業務は日常的にあるわけではありませんから、他の仕事と掛け持ちしている方も珍しくはないようです。

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