2020年10月19日
ここでは将来のキャリアアップを目指す薬剤師のために、失敗しない職場の探し方について説明しています。転職においては特に重視したいポイントがあり、これらを押さえておくことが重要です。今だけでなく将来のことも踏まえたうえで就職活動を行っていきましょう。
働きやすい職場を見つけるために
働きにくい職場に長らく勤務するのは精神的にもつらいため、就職活動の段階で働きやすさにこだわりましょう。10年後や20年後のことを考えてみれば、自分に合った職場が見えてくるので、将来のライフスタイルの変化も考慮して決めてください。
妊活をしている状況にあるなら、激務の職場を選んでしまうと生活に無理が及びかねません。自分に無理をしないで働けることを重視する必要があるので、勤務時間や休日にはこだわってください。
ひとたび入職してしまうと、あとから勤務条件を変えてもらうのは難しいです。夜勤入りできると言いながら入職し、あとから変えてもらうのは容易ではないわけです。
給与は年齢に応じて上がる傾向あり
薬剤師は一般的なサラリーマンほどではありませんが、年功序列により給与が上がっていく傾向があります。入職時点での給与は同年代と比べてかなり高く、その後も年齢に応じて緩やかに上昇していきます。ただ年齢を重ねるにつれて、周りの同年代と比較して給与の優位性が下がっていき、40〜50代以降では逆転されるケースが少なくありません。
一般的なサラリーマンは役職により給与が上がっていくことが多いのに対して、薬剤師の仕事内容は年齢により大きく変わらないことが関係しています。少しでも給与を上げるためには、高収入を得られるエリアで働く、求人数が豊富にある調剤薬局から選ぶ、などがポイントになります。
。
キャリアアップのために転職するメリット
現職場で頑張ってもキャリアアップが難しい場合は、転職をすることを検討してください。現職場に感じている問題は転職せずに解決することは難しく、これは長い年月をかけて職場体制や人間関係などが構築されていくためです。
例えば給与交渉をして大きく引き上げてもらうことは難しいですし、自分の努力で人間関係をよい方向に変えていくのも困難です。キャリアアップで大切なことは、満足度の高い職場に就職することにあります。
職場に不満があるとモチベーションが上がらないので、キャリアアップの意欲は低下していきます。給与と人間関係は特に重要なポイントですから、転職するときはこの2点に着目してください。