2020年10月11日
薬剤師として働く場合、平均的に年収はどれくらいなのか、年齢別に年収は変わっていく物なのか、気になると感じる人は少なくありません。具体的にどれくらい稼げるのか、働く先や年代別の年収を確認し、勤務先を選ぶことも選択肢の一つといえるでしょう。
全国平均と地域の平均とは違うため確認を
全国平均で見る年収としては、500万円台後半といわれています。男女関係なく、あくまでも職業から見た平均年収です。年収から見た場合の平均的な月収としては40万円弱、37万円から9万円前後であることが多いと考えられます。
ただし、地域によってはこれよりも年収が高い地域や、これよりも年収が低い地域も多いです。というのも、都市圏よりも地方の方が年収が高く、通勤費用なども掛かる為手当も多いといわれています。また、地方によっては都市圏よりもはるかに年収が低いところもある為、自分の住む地域で勤務を希望する場合、どれくらいが相場なのか確認して勤務先を決めましょう。
男女差や年代差で数百万円違いがある
男性と女性の違いとしては、年収が100万円程度違うことです。女性の方が100万円ほど低いとされていますが、理由としては家事や育児などを行う都合から、勤務形態が正社員である割合が低く、パートやアルバイトになっている可能性が高いからだと考えられます。
また、年代によって年収が変わることは当然といわれていますが、若い時ほど年収が安く、経験豊富な年代となればなるほど年収が高くなる事は多いです。20代前半の場合、月給が20万円台後半、年収は賞与を含めて平均的に300万円後半から400万円前半とされています。
30代になると400万円台の年収に近づき、40代になると500万円になる人も少なくありません。50代になると男性のほとんどで500万円となっており、女性でも500万円になる人もいます。ただし、60を過ぎて定年退職を迎えた人の場合は、新卒と同程度の年収になる事も少なくありません。
製薬会社は高く調剤薬局はやや低め
勤務先によって勤務している内容は大きく異なりますが、大手製薬会社の場合は高い年収であることは知られているとおりです。それ以外にもドラッグストアなどでは比較的年収が高くなっているといいます。対して調剤薬局や病院薬局などの場合は、比較的割安な価格といえるでしょう。
ただし、それ以外の勤務先の場合は勤務先の規模や、勤務内容によって多少年収に幅が出る可能性が高い為、確認をしてから働くことが望ましいです。