2020年06月16日
病気をした時の病院の治療の流れとしては、レントゲンや問診と触診を行って原因を特定します。原因が特定出来たら、様々な対処法をもって病気の根治を目指します。その病気の治療において、真っ先に行うのが薬による治療です。薬を服用することで、病気の活動を抑制して体がもっている本来の治癒力をもって回復するのを手助けします。その薬を処方する際に、病院側が依頼するのが薬剤師という仕事です。
医師の処方箋をもって患者に薬を渡します
医療において欠かせない薬剤師の仕事は、取り扱う薬の知識を有して患者に説明して渡す仕事をする人のことです。薬は病気の進行を止めるうえで重要な役割を担いますが、ただ病気を治すために必要な効能の中には体にとって負担が大きい成分が含まれています。
例えば風邪薬の場合、病気の進行を止めるために脳の安眠物質を促すことでつらい体でも眠りやすくするのです。しかし眠りやすくなる成分は持続力があり倦怠感を生み出すだけでなく、薬が体に合わないと発心などのアレルギーを起こす場合があります。
薬によるアレルギーは命にかかわるので、特に医療機関で処方される薬は効果が強い分副作用も強く出る傾向にあるので服用する際には注意がいるのです。医師から渡された薬の情報を、患者にわかりやすいように効果を説明するだけでなく薬を飲むことでおきる副作用も説明します。
もし副作用が起きた場合の対処法も説明するのが業務なので、薬を飲むことによるデメリットを防ぐのが仕事の内容です。
薬を渡すだけでなく予防も大事な仕事
薬の効果と副作用を説明するのが仕事ですが、実はそれ以外にも多岐にわたります。薬の説明をするためには、事前に様々な秒の発生源についての知識もある程度有しておく必要があるのです。実際に資格を取る場合には、薬の知識だけでなく病気の発生源についても勉強する必要があります。
その病気の発生源の知識も勉強することから、病院以外でも土壌の水質調査や毒を調べるバイオ関連の事業にも採用されることが多くなっています。
極めた先にある医療スペシャリスト
病院もしくは薬局で薬の長所と短所を説明するのが仕事ですが、どんな仕事でもキャリアアップの流れは存在します。この仕事のキャリアアップになるのが、病院勤務で指揮を執る専門家として活躍することになるのです。病院勤務の専門家になると、薬を渡すだけが業務になるのではなく病院での専門医療行為に対して影響できる人材になります。
病院での専門医療行為というのは、重大な病気ゆえに組織を作って対処しなければならない事態になった時です。わかりやすい例でいえば新型コロナウイルスのようなウイルス感染が起きた時であり、この時に適切な行動をしないと患者だけでなく医師も危険にさらされます。
そこで知識を勉強し知識を有した専門スペシャリストは、培ってきた薬の知識を活用して効果があると思われる薬の処方だけでなく予防全般も行うのです。そのため病院や福祉施設で重宝され、通常よりも年収が高くなります。