2020年05月12日
現在、社会はグローバル化が進んでおり、世界各国の人と接する機会が多くのところにある状態となっています。そのため、日本語だけで対応することが難しいことも多く、英語の必要性が従来よりも高まっていると言えます。では、薬剤師の仕事をする場合も、このように日本語以外の言語を身につけておく必要があるのでしょうか、それともそれほど必要はないのでしょうか。
身につけていると働ける場所が増える
薬剤師の仕事はいろいろなところにありますが、その際、日本語しか使うことがもしできなかったとしても、この職業で働くことは不可能というわけではありません。ただ、実際には語学力があるかどうかで、活躍できる場所の数が大きく変わってきてしまうことは決して少なくありません。
例えばドラッグストアを例に考えてみると、現在では日本語を使う人だけでなく、外国語を使う人も多く訪れます。その際、レジ対応だけをしていれば良いわけではなく、薬の説明などもする必要が出てくる場面は決して珍しくありません。
日本語以外でもし質問された場合、言葉がわからないからと言ってその質問に答えなくても良いというわけではないでしょう。その点、語学力を身につけておけばすぐにその質問に答えることもできるようになるので、結果的に活躍できる場が格段に増えるということになります。
資料や論文作成でも実は必要なスキルです
薬を販売したり、薬を売ったり、そんな職業だとイメージされることもありますが、実際にはそれだけでなく、勤める場所によってはもっと違った内容の業務をこなさなければなりません。例えば病院であれば薬の説明などをするだけでなく、論文を読んだり書いたりする必要だって出てきます。
さらに臨床試験などをおこなう場合にも、実は語学力が求められることは少なくありません。さらに資料を作成する場合などでも、日本語だけではどうしても不十分となってしまうことだって十分にあり得ます。したがって、日本語しか話すことができなかったとしても働くことはできるのですが、資料や論文作成でも必要なスキルなので身につけているといろいろなところで活躍するチャンスが舞い込んでくると言えます。
転職する場合の応募条件になっている場合もある
日本語だけでも働くことはできないわけではないのですが、やはりグローバル化が進んでいる現在、語学力があるかどうかは重要なポイントになってきます。そのため、現在では転職する場合の募集条件として、英語ができるかどうかというのが既に盛り込まれていることも珍しくありません。
どれくらいのスコアがあるのか、さらにどれくらい話すことができるのかといのが、非常に重視されていると言えます。特に日本人だけでなく外国人と接することが多いところに転職したい場合は、語学力があることは必要条件と言っても決して過言ではありません。