2020年05月06日
薬剤師として資格を生かしながらスキルアップをしたいと考える場合、様々な選択肢が存在しています。具体的には現在勤務している職場でのスキルを高める方法や、全く新しい方向性からのスキルを磨く方法です。新薬など多角的な視点を持って探すことが必要といえます。
現在勤務している職場でのスキルを高める場合
現在勤務している職場の内容によっては、専門性の高いスキルを持つことが可能です。病気によって専門的な有資格者が必要となることは珍しくありません。スキル内容によっては転職の時に年収アップややりがいアップなどにつながります。
どんな仕事をしたいのか具体的なビジョンが明確ではない場合には、現在勤務している仕事のスキルを磨くことも選択肢といえるでしょう。また、職場の上司に相談してスキルを磨きたいなどの旨を伝え、研修に参加させてもらうことも一つの方法です。
専門性を高めることで自分自身を成長させることにつながるため、参考にしてください。仕事ができるように努力をすることが認められ、現在の給料をアップしてもらえる可能性も高まります。
新しい薬品を取り扱うことも考える
薬剤師がなることのできる仕事の一つとして、治験コーディネーターの仕事があります。治験コーディネーターとは、被験者の体調管理をはじめとして、医療機関での医師や看護師などと協力して治験が成功するために尽力するための仕事です。
仕事を効率よくこなすためには、コミュニケーション能力をはじめとして、被験者への心理面でのサポートやスケジュール管理、さらにデータ正確にとれるようなサポートを行う仕事となっています。
仕事を成功させるための大切さを理解している資格を持っている人だからやることができる仕事であると同時に、今までやってきたことをさらに深めることができる仕事でもあります。
医療関係者以外をサポートすることも必要
治験コーディネーターは医療関係者をサポートして治験が成功するよう取り計らう仕事ですが、臨床開発モニターの場合は、製薬会社側をサポートする仕事です。治験が予定通りスムーズに進行しているのか確認するばかりでなく治験を検証、確認すること、治験終了後の書類の作成や治験したときの記録を適切に取り扱われているかどうかなどのチェックをすること、書類作成を行うことも臨床開発モニターの仕事となります。
大変な仕事ではありますがやりがいがあるため、仕事を成功させることは多くの苦しんでいる患者に役立つ新薬が世に出るために必要です。