夜間の勤務が多い職場は収入アップを目指しやすい

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2020年05月01日

夜勤の回数が多い病棟や老人ホームなどの現場は、薬剤師にとって高収入を得やすく、静かな環境で仕事に取り組めるといったメリットがあります。また、少人数の職場で長く働くことで、医療従事者として必要なスキルをスムーズに身につけることもできます。

夜間の勤務時間によっては高額な手当の支給もある

夜間の勤務時間が長めに設定されている総合病院や老人ホームなどは、収入にこだわって職場探しをしている薬剤師の間で人気が高まっています。手当の金額は職場ごとにバラつきがありますが、経験者であれば一回の勤務で一万円を超える手当の支給を受けられることもあるため、時間を掛けて職場選びをすることがおすすめです。

最近では、人手不足の状況にある医療や介護の現場をはじめとして、夜間の業務に対応できるスタッフの待遇を改善したり、非常勤やパートのスタッフの増員を目指したりしているところが少なくありません。

そのため、将来にわたり安定収入を得るうえで、いくつかの職場の給料の相場を把握することが大切です。

人手不足の現場は体力的な面で大変なこともある

一人の薬剤師が多くの患者の対応をしている病棟においては、経験が少ないスタッフにとって体力的な面で負担が掛かりやすい傾向があるため、慎重に勤務先を決めることが重要となります。また、夜間に患者の病状が急変した場合に、医師や看護師などのスタッフと協力して適切な対応を行う必要もあり、ある程度の知識や経験が求められます。

大手の医療法人が運営する総合病院などでは、様々な職種のスタッフを対象に、長期間の教育を行ったり、業務マニュアルを作成したりしているところも少なくありません。そこで、人員不足の職場で無理なく働くうえで、それぞれの現場の職場環境の良し悪しについてじっくりと判断をすることが大事です。

職場内の人間関係についても就職前に確認しておこう

年間を通して夜勤の回数が多くなりやすい現場においては、人間関係の構築が難しくなることもあるため、就職前に職場見学をして、スタッフ同士のコミュニケーションが取れている職場を探すことがポイントです。医療や介護の現場においては、様々な立場のスタッフを受け入れるために職場見学の受け付けや就職相談を受け付けているところもたくさんあります。

そのため、少しでも興味がある職場を見つけた時には、積極的に人事担当者や現場の責任者に問い合わせをしてみましょう。

PAGETOP