薬剤師として新たな活躍の場を探すことは、今の時代では珍しいことではなくなっており、資格を擁する職業ということから売手市場で引く手数多となりがちです。新たに働き先を探している人にとっては、良いことと言えるのではないでしょうか。しかし本当に自分に合う働き先かは、実際に職場を見て見なければわからないポイントでもあります。近年では転職前に職場の見学をすることができるケースが増えており、必ず足を運んでおくべきです。ただ見に行くだけでは意味がないので、チェックしておくべき点をしっかり押さえておくようにしましょう。

職場の雰囲気や人間関係に注目しておく

給与や休日などどんなに好条件な求人でも、職場の人間関係が悪ければ快適に働くことはできません。求人情報には働く上で重要なことが掲載されていますが、求人情報だけでは判断できないことをチェックしておくことは必須です。

そのためにも、職場を見ておくことは大切です。人間関係が良好で雰囲気も良いか確かめておくべきであり、一人ひとりが職務に追われ過ぎていたり苛立った雰囲気ではないかチェックしておきましょう。

スタッフの表情が良く活き活きとしているかや、服装や動きも見ておくべきです。もちろん施設設備が充実していて、働きやすい環境型整っているかも見ておかなくてはなりません。

人数や仕事の内容や量を確認しておく

店舗に登録されている人数は調べることができますが、重要になるのは一日あたりの配置数と仕事の量です。処方箋の枚数が多いにも関わらず人数が少ないとなれば、一人当たりの仕事の量はかなり多くなってしまいます。

実際にどの程度の量の仕事を何人でこなしているかは、現場を見て見ないとわからない点でもあるので、しっかりチェックしておきましょう。調剤の動線を確認することも大切であり、狭い薬局となると特に動線が重要になってきます。

見ただけでは分かりにくいことが多いので、実際に体験ができる時には体験させてもらうようにしましょう。

注意しておくべきポイントについて

見学に行くということは、少なからず働きたいと考えている状態ということは間違いないのではないでしょうか。その場合には、見に行く立場という考えだけで足を運んではいけません。今後働く可能性があることや面接を受けることも理解しておくようにし、自分も見られていることを忘れないようにすることが大切です。

態度に気をつけるのはもちろんのこと、邪魔にならないように注意しましょう。本当に自分が勤務する職場か確かめておくことも大切であり、どんなに雰囲気が良い職場でも実際に自分が勤務する職場は他となれば意味がないので、きちんと確認しておかなくてはなりません。