2019年10月23日
薬剤師としてキャリア形成をしている人は、多くがいろいろな経験を積んでスキルアップしたいと考えているのではないでしょうか。資格を活用しつつスキルを習得するポイントを紹介するので、現役で活躍中の人はぜひ参考にしてください。
医療関係以外にも幅広い活躍が見込める
勉強の仕方によって多くの分野で活躍できるのが薬剤師の強みです。例えば、がん治療専門や妊婦・授乳婦専門になったり、ケアマネージャーや糖尿病療養指導士の資格が取れます。
栄養士や野菜ソムリエといった食品関係の仕事にも携われます。取得の過程で培った知識を活かせるように行動するのが、スキルアップの大まかな道筋です。成長の仕方が多様なので、どの分野の知識を伸ばしていくかが重要になります。
将来的な収入額にも関わってくるので、収入アップを見越している場合でも多様な知識を持つことが必要です。
転職することも力を伸ばす手段の一つ
新しく勉強を始める以外にも、転職することもスキルの習得に繋がります。転職する場合は目的と方向性を明確にすることが重要です。同じ職種でも学べることは異なります。
例えば、最新の医薬品や医療技術のことが知りたいなら大型病院への転職が考えられます。しかし、一般市民に寄り添った活躍がしたいならドラッグストアや調剤薬局が向いているでしょう。大型病院ではチームプレーを通じて多様な医療分野の知識が会得できますが、ドラッグストアでは購入者に合わせた提案スキルが身に付くなど、身に付くスキルにも違いがあります。
調剤の仕事に携われないことがあるなど、技術的な向上が難しい場合もあるため、自分がどのようになっていたいかのイメージをもとに転職先を決めるといいでしょう。
スキルに多様性を持たせたいなら
幅広くできることを増やしたいなら、管理職になったり環境を大きく変えたりするのも手です。管理職であれば、人の指導力やマネジメントスキルを培うことができます。
職業を大きく変えたい時でも強みにできる能力であるため、キャリアの幅をさらに広げることが可能です。製薬会社など企業に就職すれば、治験モニターなどのプランニング力やプロジェクト管理能力に結びつきます。病院から調剤薬局に移った場合では人と話すことが増えるため、コミュニケーションなどの対人スキルが身に付くでしょう。
思い切って職場を変えることで、スキルアップがより充実することもあります。