2019年10月04日
日本は世界でも稀に見るような少子高齢化が着々と進行してきています。現時点で国民の四人のうちの一人が65歳以上の高齢者となっています。それが10年後の西暦2030年には国民の三人のうちの一人が65歳以上の高齢者となる見込みです。このような時代の流れを反映して薬剤師の資格の人気が高まる一方です。一旦資格を取得してしまえば有効期限はありませんので大変お得な資格ということになります。
長いカリキュラムを組んでいるのには理由があります
薬剤師になるためには大学の薬学部を卒業して国家試験を受けそれに合格しなければなりません。通常であれば大学の学部を卒業するのに4年かかりますが、薬学部はそれより2年長い6年となります。2年間大学で学習をする時間が長くなるのでそのぶん費用がかかるということです。
大学の薬学部が6年間という長いカリキュラムを組んでいるのには理由があります。薬剤師は人の命を預かる仕事であるからというのが大きな理由です。ですからそれに伴って学習しなければならない内容がそれだけ濃厚であるということが言えます。
薬剤関連で働くために必要不可欠な条件があります
実際大学の薬学部を卒業するというのはとても大変なことなのです。生半可な勉強では卒業さえできません。一生懸命勉強してようやく大学の薬学部を卒業できるのですが、その直後に国家試験を受験することができます。一年に一度しか機会がありませんので、もしも不合格となってしまったら来年まで待たなければなりません。
あらゆる国家試験の中でもこの試験は難しい部類に属します。薬剤関連で働くために必要不可欠な条件があります。それは国家試験を受けるために6年制生のカリキュラムを修了する必要があるということです。
大学を卒業してから試験を受けますのでそれだけ費用はかさむということになります。その費用は国公立の大学を卒業するのかあるいは私立の大学を利用するのかによって大幅に違ってきます。
四人のうちの一人は65歳以上の高齢者
薬学系の学科を設置している大学というのは意外と少ないという印象です。国立大学、公立大学、私立大学の3種類がありますが全部を合わせてもその数は全国で74校にすぎません。これでは日本全国で薬剤関連の人材が不足するのも道理ではないでしょうか。
折しも日本は近年稀に見る高齢化社会時代を迎えています。現在の状況なんですが国民全体の四人のうちの一人は65歳以上の高齢者となっています。その状態があと10年後の西暦2030年になれば、国民全体の3人のうちの一人が65歳以上の高齢取得があります。
今後は医療系のビジネスが右肩上がりで推移するのではないかと予想されます。