2019年09月03日
薬剤師は人間の健康をサポートする重要な役割を果たす仕事として知られていますが、資格に有効期限はないのでしょうか。また、更新制度などは存在していないのでしょうか。どんな方法で免許を維持するのか、ある程度理解してから資格を取ることが望ましいでしょう。
定期的に更新を必要とするのだろうか
基本的に医療用のさまざまな資格には、有効期限が存在していません。国家試験合格後に一度申請を行えば、その後更新する必要は一切ないといわれています。生涯医療系の免許は一度申請することで、剥奪されることがない限りは生涯有効とされています。
しかし、だからといってずっと持ち続けていいわけではありません。ただ持っているだけではなく、定期的に対応しなければならないことがあるからです。免許を持っているだけではなく、持っているからこそ実行しなければ免許保有者だとみなされないため注意してください。
定期的に何をしなければならないのか
薬剤関係の免許を持っている人は、厚生労働省に届出を出さなければなりません。薬剤師法で規定されており、当該年の翌年1月15日までに出すことが求められています。2年に1回自分がどこに住み、どこで働いているのかを届出なければなりません。
なお、薬局などではなく、全く関係ないところで働いていたとしても、全く働いていない主婦や休業中であったとしても、届出は必要となります。万が一忘れてしまうと最高で50万円以下の罰金を支払わなければなりません。
また、免許を保持している人の情報を検索するシステムに掲載されなくなるため、免許を持っていない人と誤解される恐れがあります。期限までに届出を忘れたとしても、速やかに近くの保健所に出かけて相談することが必要です。
信頼できる基準の指針となる物を利用する
ただ持っているだけでは本当に信頼して仕事を任せられる人なのか、確認しづらいです。そのため、研修認定薬剤師と呼ばれているものを取得している人であれば、安心して仕事を任せられると感じる企業関係者が多いといわれています。
実際に自分で向上できるよう努力を続けている証を形としたものと考えられており、免許更新の代わりとして判断する人も少なくありません。納得出来る免許を取るためには、ある程度努力が必要といえるでしょう。信頼できる基準の指針となる物を利用する定期的に自分の持っているスキルを磨く努力を重ねることによって、転職などで役立てることができます。