2019年08月31日
弁護士や教師と同じように、国家資格を必要とする薬剤師。大学院で学んだことがどのように仕事に生きるか、気になっている方もいるでしょう。そこで、大学院での内容と仕事についての関わりをじっくりと紹介します。
アメリカでは免許の更新が必要です
一度更新すれば一生涯有効になるものの、更新が必要視されている声も上がっています。その中には将棋のように段位制度を導入したり、命に関わる内容のためもっと慎重になるべきだという意見もあります。長いブランクが明けたばかりだと、どうしても信頼感を持たれにくくなります。
免許があれば成り立つ仕組みなので、勉強を怠っていたとしてもペナルティがないからです。アメリカでは更新の必要があり、更新しないと失効扱いになります。更新料も必要となり、必要な知識をつけるために受講しなればいけません。
日本でも更新の代わりに、研修認定が実施されています。かかりつけになるための必要資格として位置づけられていて、向上心を持っていることのアピールにもつながります。
高度な専門知識で、指導的立場になれます
認定資格制度には更新制度自体が、そもそも存在しません。一般的に三年から六年の期間で、更新が求められます。手間や費用の負担も大きく、維持することを目的にして単位の取得や講習会の受講がいります。技能や知識の水準を高めることが目的で、多くの人に利用されています。
学問として基礎薬学や最先端の創薬に、たくさん触れることが可能です。勉強を基盤に、研究者になるための訓練が実施されます。高度な専門知識を有することで、医療従事者として指導的立場に管轄されるようになります。
カリキュラムによる育成で、画期的な創薬環境を構築しています。環境科学研究担い手の育成にも、力が入れられています。
さまざまな選択肢を吟味できます
国家試験に合格することで、資格取得できます。実験や学会発表を通じて、判断力や思考能力を培います。研究活動において論理的であり、科学的な証明が必要とされるからです。大学を卒業した後は国家試験の受験資格が得られます。
二年生の前期が終わった時点で転学科試験の希望も可能になり、たくさんの選択肢が用意されています。配属先の研究室は希望で選べて、臨床現場の実務実習にも加われます。
必要な教養試験で1日の半分程度の時間を研究室で過ごすことになります。そのため、密度が濃い生活環境になり、研究に集中できます。