2019年08月09日
インターネット情報によれば日本の薬剤師の分野でアルバイトの時給は2300円が相場となっていますがそれは本当のことなのでしょうか。一律に2300円って言ってもなんだかそれは信用できないような感じです。そもそも2300円とはどのような根拠から引き出された金額なのでしょうか。 基本的に、その賃金は人によりけりではないでしょうか。一律に2300円と言われてもなんだかピンと来なかったのです。
需要と供給のバランスが大きく関係しています
他の職種に比べて薬剤関係のアルバイト時給が高いというのはおそらく事実でしょう。それは通常のお仕事に比べて高い資格を要求されるお仕事だからです。資格を取得するだけで大変な職業ですので、バイトにしてもその単価が跳ね上がってくるのは当然であると考えられます。
ですがそれは需要と供給のバランスが大きく関係しています。それから地域により大きくその賃金が違うのが特徴です。例えば東京の賃金はバイトでも飛びぬけて高いです。地方の話をするのは恐縮ですが、例えば北海道や九州のバイトの賃金は飛びぬけて低いのが通例となっています。
全て需要と供給のバランスのなせる業なのです。それに加えて地域の問題もあるでしょう。
2300円というのはパートと同等な高額な賃金です
薬剤師のバイトの単価ですがパートの賃金が参考になります。パートの賃金は年収500万円などという人が多いです。例えば年収500万円であると時間当たりの単価はいくらになるのでしょうか。1時間あたりでは約2600円になります。
ですから先の2300円というのはパートと同等な高額な賃金だということができます。時間当たりの単価が妥当であるかどうかはそれを年収に換算して比較しなければ結論がでません。
例えば前述の例ですがバイトの時間給が2300円であると、いったいどのくらいの年収になるのかを計算しなければなりません。一か月に4週間働くとして1日あたり8時間の労働をすると仮定します。そうすると月額が40万円くらいになります。
ですから年収の総額は480万円になるということになります。
バイトよりも正社員として働くことをお勧めします
この計算でわかったことはバイトの時間給の2300円というのは、実は年収が500万円の薬剤師に相当するということです。ですからこの2300円というのは極めて妥当な線であるということができます。ただしバイトでは有給休暇などがつきませんので、その分は不利な条件で働かされているということになります。
雇用保険の問題もあるでしょう。やはりバイトよりも正社員として働くことをお勧めします。