2019年05月01日
女性の薬剤師が順調にキャリア形成を図るためには、産休をはじめとした長期休暇が取りやすい職場で働くことがとても大事です。また、求職中に職場復帰をしやすいところや、スキルアップに向けた研修内容がしっかりとしているところを探しましょう。
女性のスタッフの比率が大きい職場をチェック
大規模の病院や製薬会社の中には、女性のスタッフの比率が大きいところが少なくなく、出産や育児を経て無理なく働ける環境が整いつつあります。そうした中、産休などの長期休暇を取得しやすい職場を探したい場合には、女性をターゲットとした求人が豊富に掲載されている医療系の求職サイトを利用して、自分の興味がある仕事ができる職場の候補を選ぶことがおすすめです。
また、女性のスタッフの働き方については、各地の職場の事業内容や職場内の人員配置などによって大きなバラつきがあります。そのため、求職者向けのウェブサイトや求人票に目を通すのはもちろんのこと、就職相談会やセミナーなどに参加して、人事担当者に採用後に担当する仕事の内容や待遇についてきちんと相談することがおすすめです。
キャリア形成の支援が行われている職場を見つけよう
数ある薬剤師に人気がある職場の中でも、中途採用者のキャリア形成の支援がきちんと行われているところは若手を中心に選ばれる傾向があります。また、年齢や経験などによらず、中途採用者に対して様々な形で業務研修を行っているところや、職場内でのフォローアップに力を入れているところは、定年まで働きたい人にとって大きなメリットがあります。
最近では、産休を終えた女性のスタッフを対象に、一時的な配置転換を行ったり、時短勤務を許可したりしている職場も少なくありません。そこで、時間を掛けて職場復帰後の負担が少ない職場の特徴を調べることがおすすめです。
女性の管理職の数が多い職場も増えている
産前産後休暇の取得がキャリアアップのハンデにならない職場は、上昇志向の強い求職者にとって理想的な職場として位置づけられることがあります。また、実務経験が豊富な転職者に対して管理職への登用を行っている職場の数も増加しており、好待遇で働きたい人にとって好ましい状況となっています。
なお、女性の管理職の数が多い職場については、中途採用試験の競争倍率が高くなりやすい傾向があるため、しっかりと書類選考や面接の対策を行うことが成功カギとなります。