2019年03月09日
薬学生がこれから就職を薬剤師として検討していく時に、多いのが病院や薬局です。仕事内容を把握しながらスキルアップしたり、定期的に病院などで現代医学の勉強会などに参加しながら知識や技術を身に着けていくこともあります。働き方を考えていきながら、将来像をしっかりと作り上げることができるかどうかが重要です。
病院や薬局の仕事内容でレベルアップ
患者と少しでも深く携わっていきたいと考えている時には、薬局が理想的です。接客をしながらコミュニケーションを取っていき、患者が必要とする薬などを理解していくことになります。例えば個人宅を中心に在宅医療を普段から積極的に行う薬局や、かかりつけの薬局などが該当します。
在宅医療は施設や個人宅で大きく分かれており、業務内容も大きく異なります。施設以上に個人宅を中心に対応している薬局だと、個々の患者とのコミュニケーションを取る時間が長くなります。勉強しながら患者が治療できる薬を把握することもできるので、徐々に知識などを取り入れることが可能です。
そこで必要に応じて処方箋などを提供する必要があり、個々の患者をフォローすることで成長する環境で仕事することができます。
チーム医療に携わりながらレベルアップ
在宅医療を行っている薬局ならば、薬剤師としてレベルアップを目指すことができます。チーム医療の代名詞とも言えますが、コミュニケーションを取りながらベストな治療方法を医師や看護師そしてケアマネジャーなどと相談しながら決めていきます。
患者のケアでベストな方法を見出しながら、チーム医療によって治療を進めていきます。しかし様々なチーム医療があるので、少しずつスキルアップを目指したい時には色々と情報を確認していきましょう。在宅医療を行っていればチーム医療へ必ず力を入れているわけではないので、薬学生は職場見学などを行いながら考えていくことが重要です。
幅広く医療に関する知識もつけていくことができますが、長期間仕事ができることを考えていきましょう。
専門的な知識をつけてレベルアップ
調剤のみでなくOTC医薬品についても勉強しながら身につけていきたいと考えている薬学生も少なくありませんが、ドラッグストアなどで仕事をするという選択肢になります。
OTC医薬品を多く取り扱っている薬局や各地域に積極的に出店している薬局がベストですが、作業しながら知識を習得することになります。ドラッグストアがOTC医薬品に関する情報量が多く、知識を身につけていくことができるでしょう。
調剤薬局が併設されているドラッグストアもしくは面薬局が理想的です。取扱品目が非常に多い傾向にあるので、専門的な知識を高めていきたいのであれば接客をしながらレベルアップをすることができます。OTC医薬品の知識をつけていきながら、より一層患者と密接に関わっていくことができるでしょう。