2018年12月20日
子どもを育てながら薬剤師の仕事を続けるには、家族や職場からに協力を得るのはもちろん、ある程度の体力や専門的な能力が必要となります。そうした中、順調にキャリアアップをしたい場合には、比較的休みを取りやすい正社員以外の働き方について調べてみることがおすすめです。
一日数時間から働ける職場も色々ある
一日数時間からパートとして働ける職場は国内に多くありますが、中でも仕事をすぐに覚えやすいドラッグストアや調剤薬局は、育児中の女性からも人気が高まっています。また、一か月あたりの休日の日数は、雇用形態や勤務先の従業員の数などに左右されるため、勤務先を選ぶにあたって、採用担当者と念入りに相談をすることが大切です。
最近では、子どもの急病や怪我などのアクシデントに対応できるよう、従業員の増員をしたり、職場内でのチームワークを強化したりする事業所も増えています。そのため、労働時間や勤務日数などの希望が通りやすい職場を選ぶにあたって、実際に子育てをしながら長く勤務をしている人の感想を聞いたり、求人に応募をする際に担当者に問い合わせをしたりすると良いでしょう。
特別な休暇制度が用意されている職場もおすすめ
子育て中のパート従業員に対して特別な休暇制度を用意している職場は決して少なくありませんが、仕事と育児を上手く両立させるうえで、各事業所の休暇の申請ができる条件についてよく調べる必要があります。最近では、一か月あたりの労働時間が少ない従業員に対しても、年間で数日程度の有休休暇を取れるようにしている事業所もあります。
また、産前産後休暇や育児休暇など長期間に及ぶ休暇の対応について、それぞれの従業員の負担にならないよう、日頃から事業所の全体で話し合いをしているところも増えています。そこで、不安なく仕事を続けられる職場を見極めるため、余裕を持って希望条件を決めて職場探しを開始することがポイントです。
体力的な負担の少ない職場もたくさんある
子育て中の女性が適度に休みを取りながら自分のペースで働くには、体力的な負担の少ない職場を探すことがおすすめです。たとえば、製薬会社や調剤薬局、ドラッグストアなどでは、重労働を任される機会がほとんどなく、残業時間が少ないといったメリットがあります。
また、パート勤務ができる職場では、子どもの年齢に応じて仕事量を減らしたり、勤務時間を短くしたりできることもあります。