2018年11月06日
薬剤師の働き方は、数種類あります。正社員やアルバイトでなく、派遣社員という働き方もあります。いわゆる出向です。その出向の働き方は、月給で支払われる訳ではありません。時間給で計算されますが、状況によっては正社員よりも収入が大きくなる場合があります。
月給制ではなく時間給になる出向の働き方
正社員という働き方の場合は、基本的には月給制になります。1ヶ月あたりの労働時間の目安もあり、超過勤務は残業という形で支払われる訳です。その残業分は、時間給で計算されます。アルバイトや出向という働き方は、いずれも月給制ではありません。
給与は必ず時間給で計算される訳です。それで上述の薬剤師という仕事は、その時間給の数字は比較的高めです。その薬に関わる仕事の場合、全般的に時間給は2000円以上に設定されている傾向があります。
勤務先によっては、もう少し高めな事もあります。
なぜ他の職種より時間給が高めなのか
上述の2000円台という数字は、他の職種と比べると高めです。同じ出向の働き方でも、販売職や事務職などは1000円台に設定されている傾向があります。登録する会社や出向先にも左右されますが、時給1500円なら比較的高い方です。
それと比べると、この薬に関わる職種は時間給が高めである事は、間違いありません。その理由の1つは専門知識です。そもそも時間給の数字は、求められる知識レベルに左右される傾向があります。専門性が高い仕事ですと、時間給も高めになる事が多いです。
この薬に関する職種の場合は、かなりの知識が求められます。薬の名称や効能や副作用は覚える必要がありますし、そもそも試験に合格していなければ、その仕事で働く事はできません。責任感もある仕事内容ですし、時間給は高めになっている訳です。
状況によっては正社員よりも稼げる事も
時間給も高めである都合上、収入も期待できます。時給2000円台で1日8時間勤務なら、日給換算で16000円です。16000円という給与の仕事は、なかなか見かけません。それだけに出向という働き方は、かえって正社員よりは給与が高めになる場合があります。
正社員ですと、給与が20万円台になる事も多いです。しかし1日16000円なら、20日間働いた時には30万円台になる訳です。実際には社会保険なども差し引かれますが、それでも正社員より高めになる場合があります。
まして残業があれば、時間給は1.25倍になります。働く時間が長ければ、正社員の給料を上回るケースも多いです。その収入の高さは、出向という働き方のメリットの1つという声も多いです。