2018年07月02日
薬剤師は、人間の体に対して投与される医薬品を専門に取り扱うエキスパートです。人間の生命にかかわる業種でもあることから、狭き門である国家試験をクリアし、国家資格を持っているものだけが就くことができます。給料が高い等の利点もありますが、その分だけ高い能力が要求されます。
業務実行にあたり必要な資質とは
医療施設で求められる薬剤師に不可欠なのは、薬学のプロフェッショナルとして患者のケアに加わることができる能力になります。それを受けて、薬学の専門的な知識さえあれば、取り組んで行くのに十分と考えられがちです。
しかしながら、現実に病院並びに薬局、それから患者から真の意味で必要とされるのは、専門的な知識以外のキャパシティーも含まれます。 具体的に言いますと、患者に対しての食事管理並びに体調管理の相談を行ったり、ご家族に対しての心遣いをしたり、薬剤説明を実施する際に、どんな人でも理解できるような語句を使ったりといった心配りができる部分が求められています。
現実的に、薬学部が4年制から6年制になった背景にあるのは、こうした患者や家族の立場に立った業務そのものを実行できる専門家を養成すべきという考え方があったと言えます。勤め先や患者に求められる人材として技能アップしていくためには、専門知識習得だけでなく、人の立場に立つ視点が必要となります。
専門知識やスキルの幅を広げる努力が重要です
広い範囲の薬学知識を有するスペシャリストですが、マスターした知識やキャリアを持ち続ける事に満足しては、成長が停まってしまって、求められる人材となれません。勤め先で求められる薬剤や業務に関しての専門的な知識を付けるはもちろんですが、そこで満足しては進歩しなくなります。
とりわけ専門職の場合は、薬学や医療に関係した知識の幅を広げることが技能アップに結び付いているため、自身の現在の状況やキャパシティーに満足することなく、絶えず前向きになって学習を続けて行く姿勢が肝要になってきます。
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注意する力や責任感が要求されます
薬剤師は、人間の生命を左右するかもしれない薬剤を扱うだけに、専門的な知識ばかりではなく、絶えず慎重な注意をキープすることができる冷静な的確な判断力が要求されます。 さらに、医療施設の薬剤部や門前薬局では、短い時間にさまざまな薬を調剤するため注意力や集中力なども要求されます。
それに加えて、どういった勤め先でも、まず第一に患者の信頼を手に入れることが重要となるので、患者の要望に応えることができるだけの責任感も大事になってきます。