いくつかの選択肢から選べる職種

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2018年06月18日

薬剤師には数種類の職種があり、薬に関わるという点は同じですがそれぞれの職種によって仕事内容が異なります。就職や転職をする時には事前に仕事内容を確認し、自分に合った職種を選ぶようにすることをおすすめします。

知っておきたい調剤薬局での業務内容

調剤薬局では、病院やクリニックで処方された処方箋に基づいて調剤を行います。このとき処方箋に不備がないかを確認したり、重複して投薬されていないかについてもチェックします。

また服薬指導も行い、患者とうまくコミュニケーションをとることも大切になります。いくつかの薬を服用しているという場合には飲み合わせについても確認し、薬歴管理も行います。患者に直接薬の飲み方について指導する立場にあり、誰にでも理解できるようにわかりやすい言葉を使って的確に伝える必要があります。

患者に信頼してもらえるようになれば、やりがいも生まれてくるはずです。管理薬剤師を目指せば給料アップも期待できます。

ドラッグストアにおける業務内容

ドラッグストアでの業務内容には、一般用医薬品の販売や相談業務があります。また調剤室が設けられているドラッグストアであれば、これらの業務に加えて調剤業務や服薬指導、薬歴管理も行う必要があります。

年中無休で24時間営業しているドラッグストアも多く、このような店舗では取り扱われている品数が多岐にわたる場合があります。そうすると一般用医薬品だけではなく、健康食品やサプリメントなどに関する知識も必要になってきます。

マネージャーや店長を目指すというのであれば、この他にも売り上げ管理や在庫管理といった業務も任されることになります。幅広い知識を身に付けたい人におすすめです。

様々な仕事が用意されている製薬会社

製薬会社には創薬以外にも、治験コーディネーターや臨床開発モニター、医薬情報担当者などがあります。新しい薬を開発する創薬部門で働くなら、大学院で学ぶ必要があります。

治験コーディネーターは専門知識に加えてコミュニケーション能力が必要となり、臨床開発モニターはデータ管理や薬学の知識を必要とします。医薬情報担当者は病院やクリニックなどの医療機関を訪れて自社の医薬品を紹介し、普及させることを目指します。

また医療の現場から情報収集を行って、研究や開発部門に伝達する役割も担います。医療機関の医師やスタッフと信頼関係を築くことも大切で、コミュニケーション能力も必要です。

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